最後の成金?-追記

前記事、もう少しだけ続きます。

現在の市区町村制度になってから、村→市に「飛び級」した事例が、前記の滝沢市以外にもう一例あります。

2002年沖縄県の島尻郡豊見城村が、【豊見城市】に直接昇格しました。
読み方は、【とみぐすくし】です。私どものような地図屋か、地図マニア以外、まず読めないですね。
琉球語?で、城のことを「グスク」というのが、由来のはずです。

ちなみに私は、10年弱全国の住宅地図を販売しているので、北海道や沖縄の、かなり難易度の高い地名も、ほぼ読めるようになりました。
また、○○市と言われれば、ほぼ何県かわかるようになりました。

地味な特技過ぎて、披露する場所もないし、仮にしても受けないと思われます(笑)

さてお話を戻すと、豊見城市は人口6万強、滝沢市と同等です。
少子化対策が、劇的に成功しない限り、村から市への「成金」は、この2つで終了しそうですね。

また、私がこの仕事を始めて、2つほど町が市になりました。

  • 愛知県愛知郡長久手町が、2012年1月に「長久手市」に
  • 宮城県黒川郡富谷町が、2016年10月に「富谷市」に
  • それぞれ人口は、約6万人・5,3万人です。

    また、福岡県筑紫郡那珂川町が、2018年10月より、市となることが確定しています。
    こちらも、人口はわずかに5万を越えた程度です。
    ちなみに、栃木県那須郡にも、同じく那珂川町があり、読み奈多も同じく「なかがわまち」です。こちらは人口1.6万人くらいの、普通の町?です。

    その他、市区町村再編成の動きも、細々とは進んでおりますが、いずれも少子高齢化に伴う地方の疲弊という大問題に対して、根本的な対策になるものではありません。

    私は、遠からず、もう一度大合併があるのでは(するべき)と予想しています。

    豊見城市住宅地図(amazon)


    長久手市住宅地図(amazon)


    富谷市住宅地図


    福岡県那珂川町

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