引っ張りすぎたので、本記事では最初に結論から。
一番広い市は「岐阜県高山市」です。
なんと、市でありながら、前記事で挙げました「香川県」より広いのです。
大阪市よりも広く、かつ東京都と同程度の面積です。
ちなみに住宅地図は、文字通り「住宅のある地区の地図」なので、山林や原野の地図はありません。よって香川県のゼンリン地図は、全部で20冊、大阪府は78冊ですが、高山市は全4冊です。
他の都市と同様、高山市も、2005年くらい、いわゆる「平成の大合併」の時期に、周辺地区と合併しています。
大野郡丹生川村・同清見村・同荘川村・同宮村・同久々野町・同朝日村・同高根村
吉城郡国府町・同上宝村
の9町村が、編入されました。
その結果、可住部分(今作った単語です)は、あまり増えず、増えた面積はほとんど山林ですが、それでも合併振興策により、都道府県より広い「市」ができたという事は、地図業界における、一大事件ではないでしょうか?
ちなみに人口は、6.6万に3万人強がプラスされ、9.7万人になりました。
ゼンリン住宅地図の編成は以下の通りです。
高山市1(合併前の高山市部分)ゼンリン地図購入
高山市2(国府・上宝・丹生川)ゼンリン地図購入
高山市3(宮・久々野・朝日・高根)ゼンリン地図購入
高山市4(清見・荘川)および白川村のゼンリン地図購入